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日産は、世界に先駆けてピュアEVである「リーフ」の製造・販売を行ってきた、電気自動車の先駆者的な存在です。しかし、2020年3月に長年守り続けてきた世界一の座を後発の海外メーカーに明け渡すなど、販売面で岐路に立たされています。2021年には新型EVクロスオーバーSUV「アリア」の発売が予定されており、そのスタイリッシュのエクステリアデザインから、今後の巻き返しが期待されています。
日産のセールスポイントは、独自のインフラとZESP「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム」などのアフターサービスです。日産の電気自動車は、全国の日産ディーラーに設置された充電設備で基本的に24時間・年中無休で充電することが可能です。また、ZESPに加入することで専用の充電カードが手元に届き、日産ディーラー及び高速道路やコンビニ等に設置された、NCS 「合同会社日本充電サービス」が運営する全国約6,900基の急速充電器を利用することができます。
日産のEVを高く売るためには、車種ごとの違いを理解した上で、コンディションを良好に保つことが大切です。日産のEVと言えばリーフですが、次世代のEVであるアリアも発売されました。この2台の一番の違いは、バッテリーの冷却方法です。リーフは温度調整機能なしの空冷システムだったため、バッテリーの寿命の問題が指摘されています。一方で、アリアはライバルと同様の水冷式のバッテリークーラーを搭載しているため、寿命の問題が解決できたと言われています。つまり、リーフはバッテリーの温度に注意を払い、SOH（健全度や劣化状態を表す指標）を高く保つことが、高く売るためのポイントになります。アリアに関しても、バッテリーに気を使うところまでは同じですが、それよりも内外装のコンディションや買取相場の動向に注意を払うべきでしょう。
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