日産 アリア第1号車がついに納車!今後続々と納車されるのか?

更新 2022.05.12 EV新車情報
目次

 


リーフに続く日産の電気自動車として、2020年7月に発表されたモデルが「アリア(ARIYA)」です。その後、2021年6月に日本専用特別限定車「アリアlimited」を発表すると同時に、日本国内での予約注文を開始。そして、ついに2022年3月に第1号車の納車がされました。今回は、納車された「アリア」や現在(2022年5月時点)予約受付しているグレード、今後の納期などについて解説します。アリアを検討中の方は参考にしてみてください。


 


発表から1年以上!予約から半年以上!ついに納車が開始されたアリア


 



 


日産自動車は2022年3月9日、クロスオーバーSUVタイプの新型電気自動車「アリア」の購入第1号車が納車されたと発表しました。納車された第1号車は、アリアのコンセプト「伝統美術と先進技術の融合」をイメージして、和紙デザイナーの佐藤友佳理さんがデザインした和紙アート「ARIYA STARTING BOX」から、プロパイロットリモートパーキングで登場。日産グローバル本社ギャラリーで行われた納車セレモニーでは、常務執行役員から第1号車のオーナーへ鍵を渡し、社員が見守る中公道デビューしました。


 


日産のEVアリアは、2020年7月に発表され、2021年6月に予約注文を開始。2022年3月に第1号車の納車となりました。発表から納車まで約1年8ヶ月、予約注文から納車まで約9ヶ月の期間がかかっていたことから、購入者は首を長くして待っていたことでしょう。


 


では、今後アリアを購入しようとした場合、納車までどのくらいの期間がかかるのでしょうか。また、購入できるグレードはどのようなモデルなのでしょうか。


 


2022年5月時点で受付中のグレードと受付が終了したグレードについて


 


日産 アリアのホームページを見ると、「注文受付中」、「予約受付終了」、「WEB予約受付中」の3つに分けられています。それぞれのグレードについて解説します。


 


予約受付が終了した「B6 limited」


 


予約受付を終了しているグレードは「B6 limited」です。「B6 limited」は、66kWhバッテリーを搭載するモデルで、運転支援技術「プロパイロット2.0」や「プロパイロットリモート パーキング」など先進的な技術が標準搭載されています。ボディカラーは、「limited」のみに設定される2トーンカラー(バーガンディー&ミッドナイトブラック、シェルブロンド&ミッドナイトブラック)を含む全5色を用意しています。


 


インテリアには、パノラミックガラスルーフ(電動チルト&スライド、電動格納式シェード付、リモート機能付)やナッパレザーシート(ブルーグレー)を標準装備。さらにアリア専用のサウンドシステムである「BOSE Premium Sound System&10スピーカー」も標準で装備されています。


 


また、limited専用の装備として、limited専用色19インチアルミホイールカバーやキッキングプレート(ARIYAロゴ付LED)をフロントとリヤドアに設定しているのも特徴です。


 


なお、limitedにのみ設定される2トーンのボディカラーは、WEB予約受付中の「B9 limited/B6 e-4ORCE limited/B9 limited」でも選ぶことができます。


 


予約受付中の「B6」


 


予約受付中になっているベースグレードの「B6」(車両本体価格:539万円)は、66kWhバッテリーを搭載し、WLTCモードによる航続距離が470kmとなっている2WD(前輪駆動)モデルです。


 


ボディサイズは、全長4,595mm、全幅1,850mm、全高1,655mmと日産 エクストレイル(全長4,640mm、全幅1,820mm、全高1,715mm)とほぼ同等の大きさとなっています。前輪を駆動するモーターの出力は、最高出力160kW、最大トルク300Nmです。


 


装備には、LEDヘッドライトやフォグランプ、プロパイロットパーキング、ナビリンク機能付プロパイロットなどが装備されています。ただし、プロパイロット2.0やプロパイロットリモートパーキング、ナッパレザーシートなどはメーカーオプションです。


 


なお、予約受付中の「B6」は、世界的な半導体不足や部品調達等の遅延などの影響により、発売日が5月12日に延期されました。


 


WEB予約受付中の「B9 limited/B6 e-4ORCE limited/B9 e-4ORCE limited」


 


WEB予約受付中のグレードは、「B9 limited/B6 e-4ORCE limited/B9 e-4ORCE limited」の3つです。車両本体価格は、B9 limitedが740万800円、B6 e-4ORCE limitedが720万600円、B9 e-4ORCE limitedが790万200円となっています。


 


「B9 limited」は、91kWhバッテリーを搭載する2WD(前輪駆動)モデルです。モーター出力は、最高出力178kW、最大トルク300Nmで、航続距離が最大610km(日産測定値)となっています。


 


「B6 e-4ORCE limited」は、66kWhバッテリーを搭載する4WD(e-4ORCE)モデルです。モーター出力は、最高出力250kW、最大トルク560Nmで、航続距離が最大430km(日産測定値)となっています。


 


「B9 e-4ORCE limited」は、91kWhバッテリーを搭載する4WD(e-4ORCE)モデル。アリアの最上級グレードに位置し、20インチアルミホイールやダブルシャークフィンアンテナなどの装備が充実し、運転支援システム「プロパイロット2.0」も標準装備となります。モーター出力は、最高出力290kW、最大トルク600Nm。航続距離は、最大580km(日産測定値)と公表されています。


 


追加されたグレードの納車はいつ頃を予定しているのか?


 



 


車を乗り換えるとき、車検の時期に新しい車にしようと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、世界的な半導体不足や部品調達等の遅延などにより、納車が先延ばしになってしまうと車検のタイミングで乗り換えることが難しくなります。


 


では、現在(2022年5月時点)予約受付中の「B6」やWEB予約受付中の「B9 limited/B6 e-4ORCE limited/B9 e-4ORCE limited」の納期は、いつ頃の予定なのでしょうか。


 


「B6」の納期


 


「B6」について販売店に聞いてみたところ、「半導体不足などの影響を受けていて秋以降の見込み」とのことでした。また、部品不足によって納期が遅れる可能性があり、あくまでも目安の案内しかできないという状況のようです。


 


「B9 limited/B6 e-4ORCE limited/B9 e-4ORCE limited」の納車予定


 


日産のホームページによると、「B9 limited/B6 e-4ORCE limited/B9 e-4ORCE limited」の3グレードについては、「2022年夏以降」の納車予定と公表されています。また、販売店に納車の順番について聞いてみると、予約した順に納車されるとのことでした。


 


まとめ


 


リーフに続く日産のEV「アリア」は、購入第1号車の納車がされ、他のグレードも順調に発売され、デリバリーもされるかと思いきや、世界的な半導体不足や部品調達の遅延などにより発売時期の延期がされてしまいました。


 


また、「納期が遅れる可能性がある」という販売店の話からも、アリアの納車時期は部品供給の状況により左右されると言えるでしょう。


 


さらに、アリアを既に予約している方もいるため、いち早くアリアに乗りたいのであれば、早めの予約をして順番待ちするしかないようです。もし、アリアの購入を検討しているのであれば、早めに予約することをおすすめします。


 

[電気王編集部]