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マツダは、2019年10月に初の量産EVとしてMX-30を発表します。先行発売となった欧州では高く評価され、2020年秋に発売を開始して以降、同年の12月末までに累計1万台を販売します。一方、日本市場ではマイルドハイブリッドシステムを搭載したMX-30を2020年9月に発売するものの、EVモデルは導入されませんでした。そして、2021年1月に紆余曲折の末、EVモデルの販売が開始されます。さらに、2022年には発電用にロータリーエンジンを用いたレンジエクステンダーモデルが市場投入されることがアナウンスされています。
マツダのセールスポイントは、電気自動車にもかかわらずガソリン車のような運転感覚でドライビングを楽しめることです。性能面でいえば、唯一のEVモデルであるMX-30が、最高出力145PS／最大トルクが27.5kgf・mと、どちらも目立っていいところがあるわけではありません。バッテリー容量も35.5kWhと、現在の主流からすれば小さい部類に入ります。しかし、マツダが長年培ってきたスポーツカーの技術が存分に生かされており、まるでロードスターに乗っているような感覚で電気自動車のドライブすることができるのです。
マツダのEVは、2021年1月に販売が開始されたMX-30のみとなります。したがって、買取相場そのものは存在していませんが、MX-30の強みをアピールすることで、査定額が高くなる効果が期待できます。例えば、MX-30の運転感覚は他社と大きく異なりますが、ピュアEVにもかかわらず、内燃機関モデルのような運転操作を可能にしています。一方で、バッテリー容量や航続距離は平均的なスペックです。つまり、マツダ独自の運転感覚がMX-30の強みということになりますが、その点をしっかりと抑えておくことが売却の際の大切なポイントになるはずです。
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