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ミニクロスオーバーS Eは、2017年にデビューしたBMWミニ初となるプラグインハイブリッドモデルです。正式名称は、「MINI Cooper S E Crossover ALL4」で、"ALL4"の名からわかるように四輪駆動システムを採用しています。パワートレインは、1.5リッター直列3気筒ツインパワーターボエンジン（136ps／100kW）に電気モーター（88ps／65kW）が組み合わされ、6速ATを介して四輪を駆動させるモデルです。四輪駆動システムの配分は、前輪がエンジン、後輪がモーターとなっています。また、電気モーターのみでの走行（EV走行）も可能となっており、デビュー当初のEV走行際長距離は約42.4kmです。リアシートの下には7.6kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載され、200V電源での充電時間は約3時間となっています。
ミニクロスオーバーS Eは、全長4,315mm、全幅1,820mm、全高1,595mmとミニラインナップの中では比較的大きなサイズで、車両重量が1,770kgもあります。しかし、ガソリンエンジンと電気モーターが組み合わせるプラグインハイブリッドモデルであれば、大きめのミニであってもストレスなくスムーズに走行させることが可能です。また、2020年から販売を開始した新型モデルでは、システム最高出力224PS（165kW）／システム最大トルク385Nmになり、電気モーターのみで走行する「プラグインレンジ」の走行距離が約53kmに伸びました。さらに、WLTCハイブリッド燃費14.8km/Lであるため、他の「クーパーS」とほぼ変わらない燃費であるのも嬉しいポイントです。
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